こんばんは、有森 瞳美です。
 …はいはい、言いたいことは分かってるわよ。
 でもここではこういうキャラなの、ってことで。
 今日は東京で3位決定戦のスプリングサンズ戦が行われたの。
 うちのチームは基本的にはオーダーをいじらないチームカラーなんだけど、今日は珍しく私がスターターとして出ることになったの。
 前のWoody BELL'Z戦で八重さんが足を怪我したからなんだけどね。
 そういえばうちはほかにも藤崎さんが怪我をしたし、向こうも一人怪我人が出たらしいから、結構激しいゲームだったんだろうな、とは思うけど。
 とりあえずゲームが行われたわけだけど、私の側では陽ノ下さんが積極的に上がっているから、私も結構やりやすかった、という気がしたわ。
 その陽ノ下さんからのクロスで先制もできて。
 結構いい調子だったんだけどね。
 でもその後スプリングサンズに立て続けにゴールを決められて。
 いずれも中央の麻生キャプテンのところから破られたの。
 …一体どうしちゃったんだろう?
 結局1ー2で折り返すことになったんだけど。
 ミーティングでは少なくても悲壮な感じではなかった。
 牧原監督はいつもの調子で、
「みんなが一生懸命頑張れば絶対逆転できるよ!」
 と声をかけてくるからさ…
 大丈夫かな、と思う暇がなくて。
 で実際に同点にあっさり追い付いちゃうんだから、うちのチームって何だかな、って思っちゃうのよね。
 それもやはり左サイド、陽ノ下さんからのパスが起点になっている。
 そういえば左サイドは八重さんも積極的に攻めていたけど、それも陽ノ下さんがいたからかな、なんて思ったわ。
 そして終盤の猛攻で一気に2点を取って突き放して。
 4ー2でタイムアップ。
 とりあえずまだ何も決まっていないみたいだけど、少なくても3位になったということでこの先もやっていけるという自信が付いたのは確か。
 表彰式で主将の藤崎さんがメダルを貰ってくるみたいだけど、私もそれに関わることができすごく嬉しいな、と思いました。
 今度は記念杯、1位になれるように頑張るわよ!
PR