Eleven Winners Diary

　こんばんは、森下茜です。
　そういえば向こうも同姓同名の選手がレポートを書いているみたいだけど、もちろん別人ですよ。

　今博多に向かうバスの中で書いています。
　みんなさすがに疲れて寝てしまっています。
　でも私は逆に興奮しちゃって。

　今日は撰鋭近衛隊戦が行われました。
　撰鋭近衛隊は開幕戦のWoody BELL'Z戦と同じフォーメーションで来ましたけど、初めてのホーム戦だからでしょうか、結構積極的に攻めてきました。
　私も結構守備に頑張らなくちゃいけない時間帯が多くて、ちょっと戸惑っていたりしました。

　でもハーフタイムでもう少しボールをキープして相手の攻撃の時間を減らそう、という約束ごとを立てたら、本当に向こうのプレイが大人しくなっていった感じになりました。
　私も右サイドからのサイド攻撃が決まり出して。
　…でもなかなか点を奪うところまでいきません。
　ＦＷも鬼澤さんと桐屋さんに代わりましたけど、なかなか上手くいきません。

　でも最後の最後にチャンスがやってきました。
　やって来た、というより無理矢理チャンスを作った、という方が正しいでしょうか。
　終了間近、SKUのスローインを早乙女さんが受けました。
　次の瞬間、
（これを取らないとチャンスがない、プレスだ！）
　そう思って必死でプレスをかけ、早乙女さんから奪ってしまいました。
　そしてゴールにつながることを信じて、鬼澤さんにパスを出します。
　鬼澤さんも一瞬どうしようか迷ったみたいですが、ゴール前で佐々木さんとポジション争いをしていた桐屋さんに回します。
　佐々木さんの前でボールを受けた桐屋さん。佐々木さんは間に合わないと見るとゴールを守るために動き出します。桐屋さんは一瞬の隙が出来たそのタイミングでシュートを放ちます。
　ボールはそのままゴールネットを揺らしました。
　桐屋さんは私の所に駆け寄って、
「茜ちゃんが作ってくれたゴールだよ、ありがとう！」
　そう言って喜んでくれました。

　そしてそのまま１-０で勝ちました。

　そしてさらに嬉しいことに、首位のWoody BELL'ZがＦＣはばたきに２-３で負けたというレポートも入ってきました。
　なんでも前半に藤崎さんが退場してからリードされては後藤さんのゴールで追いつきながらも、最後オウンゴールで負けた、ということらしいです。
　…それで向こうの森下さんは「最悪」だったんですね。

　とにかく今日のゲームは本当に勝てて良かったです。
　そして次はSharp&Crisp武蔵野戦。
　それに向けて体調を整えないといけませんね。