こんばんは、アロエです。
 今日はホームさいしゅうせんのFCはばたきせんでした。
 あと3試合もあるのですけど、何でものこり試合が全部アウェーせんなので、今日がスーパースワン・スタジアムのさいごの試合になります。
 そういうわけで応援席には「12月にスーパースワン・スタジアムでまた会おう」というおうだんまくが見えました。
 サツキおねえちゃんに聞いてみたら、ゆうしょうしたら第1ステージをゆうしょうした「うっでぃーべるず」とホームあんどアウェーのたたかいをするから、その時には12月23日にスーパースワン・スタジアムでゲームができるんだそうです。
 アロエも12月にここでまたゲームが見たいです。
 試合はいきなり点をとられて、れっせいの中で始まりました。
 対戦相手のFCはばたきはこの2年間うちのチームに勝てないということで、なりふり構わずに点を取ってきました。
 そしてその後はてっていてきに守りながら、なんとかうちのチームが得点するのを阻んでいました。
 そのとき、スタジアムからひめいともとれる声が聞こえてきました。
「『うっでぃーべるず』が先制をしたみたいだね」
 ユウ君がそう言いました。
「ちょっとつらいですね。ひびきのエンジェルスが最下位のせんえいこのえたいに負けるはずがないでしょうし」
 サツキおねえちゃんも心配そうにつぶやきました。
 しかしつぎにはかんせいが聞こえてきました。
 みると、「SKU 2 - 0 HAN」となっていました。
「へぇ、せんえいこのえたいががんばっているね」
「それにしてもいきなり2点を取るなんてすごいね」
 ユウ君とサツキおねえちゃんがそう話していました。
 そしてハーフタイム。
 野咲かんとくは、
「とにかく同点に追いつこう。引き分けでもまだ何とかなると思う」
 そうみんなをはげましていました。
 そんな中とちゅうけいかが知らされて。
「うっでぃーべるずはげんざい1対1の同点、ひびきのエンジェルスは0対2で負けています。うっでぃーべるずは今日はひかえしゅたいのオーダーらしいので、それほど点を取れないのではないか、ということです」
 いちようにほっとしたふんいきになりましたが、それでも今日休んでいる藤崎さんから、
「とにかくさいてい引き分け、できればぎゃくてんして勝ってくる、くらいの気持ちでないとダメだよ」
 としめられました。
 こうはんもなかなか点が取れずにイライラした感じになりました。
 そして向こうもとにかく攻めてきて、何となくこのまま勝てないんじゃないかな、なんて思っていました。
 神様、お願い、なんとか得点をさせて下さい!
 思わず私はそういのっていました。
 そのいのりが通じたのでしょうか、終了まぎわ、スローインのボールを受けた桐屋さんが真ん中にポーンとボールをけりあげます。そのボールを頭でボーンと藤堂さんがゴールにおしこみました。
 なんとか同点に追いついた。
 そのあとは特に動きもなく、そのまま試合は終わりました。
 引き分けで勝ち点1がもらえたのですが…
「うっでぃーべるず」はけっきょく引き分け。
「ひびきのエンジェルス」はそのまま負けてしまいました。
 けっきょくうちのチームが1位のままです。
 みんなもうれしくなりました。
 少なくてもホームのさいごのゲームを首位で終わらせられたということで、みんなホッとしているようでした。
 おうえん席から、
「絶対12月もここでゲームをやれるようにしてくれ」
 という声が聞こえてきました。
 みんなはそれにえがおでおうじました。
 絶対、ぜ〜ったい!
 このスーパースワン・スタジアムでゲームをやろうね!
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