加藤。
今日は何も書きたくない。
だって…
私のせいで負けたんだもん。
うん、最初は守ることが多かったんだけど、でもそれなりにいい展開だった。
前半で得点を挙げられてリードできたし。
でも遮二無二攻められてスタミナが切れていたのかな?
前半終了間際にFKからゴールを決められて。
でもあのゴールは仕方がないと思っている。
だってあれは高見さんのポジショニングがうまかったから。
だから、野咲監督も「前半の失点は忘れて、まずは後半無失点でいくこと。できればまた点が取れると最高だよ」そう励ましてくれた。
私たちもその監督の言葉で立ち直ることができた。
…筈だった。
でも後半の失点は間違いなく私のミスだった。
私はボールをキープしていた鞠川さんに迫っていた。
その時点でどこにもボールの出し場がない、そう思っていたんだ。
そうしたら鞠川さんがループパスをあげてきた。
一瞬「どこに?」と思って振り返った先に…
全くのノーマークの状態で赤井さんが待っていた。
いくら私が陸上部出身で足が速いからといって、10mも先を独走している赤井さんを捉えられるわけがない。
そして中央も赤井さんのケアに行っていない。全くのフリーの状態で赤井さんが爆走している。
赤井さんはまんまとゴールに迫って、そして西村さんの横を抜くシュートを放ち…
ゴールネットを揺らしてしまった。
私は茫然自失といった表情でその光景を見つめていた。
藤崎さんが懸命に、
「私たちがあと1点取ってくるわ」
そう叫んでいました。
でも結局その1点は取れないまま、試合終了のホイッスルが鳴ってしまいました。
ゴメン、みんな。
ゴメン、12月にスーパースワン・スタジアムで待っていると約束したサポーターのみんな。
私のミスで、約束をダメにしてしまった…
試合終了後のミーティングでも、誰も何も言えなかった。
あまりにもショックの大きい負け方だったと思う。
このまま23日の広島でのSSSにきちんと臨めるだろうか。
監督もさすがに今日の敗戦は堪えたようで、何も言うことができなかった。
みんなの目から、ボロボロ涙がこぼれ落ちる。
このまま、3日後に迫ったゲームに臨めないかもしれない。
私のしたミスは、チームをそこまで追い込んでしまったかもしれない。
どうしよう…PR